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年齢と妊娠について
夫婦の年齢と妊娠率

40歳ちかい年になったので、妊娠するかどうか心配という声をよく耳にします。この調査では、35歳以上の女性17人のうち、11名が妊娠しています。夫が40歳以上の夫婦10組のうち、6組が妊娠しています。夫が35-39歳の場合は、48組のうち25組が妊娠です。年齢が35以上でも、妊娠率はあまり下がらないようです。

妻の年齢と妊娠率 夫の年齢と妊娠率
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妻の既往歴と妊娠率
既往歴と妊娠率

虫垂炎の手術を行った場合は、すぐそばの卵管に炎症が及び、不妊症になりやすいのではないか、という考えがあります。また妊娠中は胎児という一種の異物を体内に入れておくので、免疫状態に異常があると妊娠が成立しにくいのではないかという考えもあります。そこで虫垂炎と、アレルギー疾患(アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症など)との相関を調べました。いずれも妊娠率には影響ないようでした。

妻の既往歴と妊娠率
既往妊娠と妊娠率

妊娠したことがある方は、続発性の不妊症といわれ、一度も妊娠したことがない人より妊娠率が高いのが普通です。これは一度妊娠したという実績があるためです。分娩したことがある方は当然ですが、前の妊娠が、流産や人工妊娠中絶であっても変わりません。

妻の既往歴と妊娠率
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夫の既往歴と妊娠率
既往歴と妊娠率

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は、睾丸炎や副睾丸炎を合併しやすく、そのため精子を作る機能が低下して不妊症になりやすいのです。鼠経ヘルニアの手術の際には、精子の通り道のそばを結んだりしますので、不妊症になる心配があるといわれます。この度の調査では、おたふく風邪の既往は妊娠率の低下をもたらすことがはっきりしました。鼠経ヘルニア手術は影響ありませんでした。

夫の既往歴と妊娠率
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避妊と妊娠率
妊娠を望まないで避妊していた場合、その後の妊娠率に影響があるかどうかということです。結論から言えば、影響は少ないようです。コンドームで避妊した方は、70組ありましたが、他の避妊法は、荻野式(周期法)9名、リング4名、ピル2名と症例が少ないので、参考にだけしてください。

避妊法と妊娠率
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血液型と妊娠について
夫と妻の血液型の組み合わせ

血液型の組み合わせには、血液型不適合という考えがあります。O型の女性とA型の男性が結婚して、A型の子供ができたとします。O型の女性は、A型、B型の血球は持っていませんが,抗A抗体、抗B抗体を持っています。この抗A抗体がA型の赤ちゃんに移行すると、溶血が起って赤ちゃんが育ちにくくなります。これが血液型不適合という現象で、次の図の組み合わせで起こります。ほとんどの場合は不適合になる可能性がある組み合わせですが、妻がO型、夫AB型の場合は100%不適合となります。

ABO血液型と妊娠率・不適合な組み合わせ
この表でわかるように、O型の女性は不適合になりやすく、AB型の女性は不適合になりません。男性の場合はちょうど逆で、O型でなりにくく、AB型でなりやすくなります。男女の血液型による妊娠率を調べると、この不適合の影響が出ていることがわかります。 AB型の女性とO型の男性の組み合わせがが最も妊娠率が高いことになります。

血液型別の妊娠率

妻の血液型と妊娠率 夫の血液型と妊娠率
血液型の組み合わせと妊娠率

ABOの血液型で100%不適合となる、妻O,夫ABの場合、妊娠率は12.5%と低い妊娠率でした。一方、不適合になりにくい、妻AB型や、夫O型の場合は、配偶者がどの血液型でも高い妊娠率でした。

血液型の組み合わせと妊娠率
ABO血液型不適合が妊娠率に及ぼす影響

ABO血液型が不適合になる可能性のある組み合わせと、不適合にはならない組み合わせを合計して妊娠率を比較すると、不適合にならない組み合わせの方が有意に高い妊娠率でした。

血液型不適合の場合の妊娠率
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血族結婚と妊娠率について
本人同士や、どちらかの両親に血族結婚(いとこ同士の結婚)があった場合に妊娠率に影響するかどうかです。
いずれの場合も妊娠率は低い傾向がありましたが、症例が少ないので、統計的には有意ではありません。

子宮の内診所見について
子宮の内診所見と妊娠率

子宮の大きさと前後の傾きに着目し、妊娠率との相関を調べました。以前には、子宮後屈は不妊の原因になると言われて矯正手術が行われたりしましたが、今回の調査では、後屈は不妊とはあまり関係がないようでした。大きさもあまり相関はありませんでした。ただ、後屈して小さい場合だけは妊娠率が有意に低いようでした。

子宮の内心所見と妊娠率
月経周期と妊娠率

月経周期と妊娠率の相関です。周期が25日から40日くらいの規則的な周期の方は当然普通の妊娠率です。25日より短い方や、90日までの長い周期の方も、妊娠率は変わりませんでした。90日以上(3ヶ月に1回以下の月経)のかたは40%とやや低い妊娠率となります。無月経の方は、第一度(黄体ホルモンの投与で月経が来る人)、第二度(黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方投与で月経のはじまる人)のかたとも20-30%の妊娠率でした。

月経周期と妊娠率
基礎体温と妊娠率

基礎体温を測定して得た所見と、妊娠率の相関を見たものです。 二相とは排卵後の高温期があることで、排卵があるということです。 一相とは排卵がないことです。 二相と一相で妊娠率に差がありませんが、これはたまには自然に排卵することがあることと、無排卵の治療がひろく行われているためと思われます。散発排卵とは2-3ヶ月に1回の排卵がある方ですが、同じ理由で妊娠率に違いはありませんでした。

黄体機能不全とは、高温期が短かったり、十分に高温にならない場合です。 卵巣の黄体という部分から出るホルモンが少ないために起こるのでこの名前があります。 治療法もありますが、妊娠率は低めでした。 不明の方は基礎体温を測定しなかった方ですが、妊娠率は低くはありませんでした。

基礎体温と妊娠率
子宮卵管造影の所見と妊娠率

子宮卵管造影とは、子宮内に造影剤を注入して、子宮の形や大きさ、卵管の通過性、腹腔内に入った造影剤の拡散の様子を見る検査法です。 次のグラフは子宮の形や大きさと、妊娠率の相関を見たものです。 大きさが正常か大きい場合は普通の妊娠率ですが、小さい場合は、妊娠率が高く、流産率も高いという結果でした。

子宮の形態異常

子宮の形態異常とは、双角子宮、単角子宮、重複子宮などの異常です。妊娠率(8/14)、流産率(2/8)共に正常の人と変わりありませんでした。 アッシャ-マンとは、子宮の中に癒着がある方です。妊娠率100%(3/3)、流産率33%(1/3)でした。 何れも例数が少ないので、参考にだけしてください。

子宮卵管造形・子宮の形態・大きさによる妊娠率と流産率
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卵管通過性や造影剤による妊娠率について
卵管通過性と妊娠率

卵管は精子と卵子が出合うところで、妊娠が成立するために、重要な場所です。卵管は左右に1本ずつ計2本あります。今回の調査では両側通る場合と、片側だけ通る場合で、妊娠率に違いがありませんでした。子宮外妊娠の手術や、卵管炎で片方の卵管が機能しなくとも妊娠率は変わりません。両側通らない場合は妊娠率が低いですが、妊娠した例が少数ありました。妊娠した症例は、卵管手術を行った症例と、検査では通らないが、実際は通る症例だったと思われます。

卵管水腫は卵管閉鎖のため、卵管に液体がたまって、嚢状になったものです。3例中、2例が妊娠しましたが、症例が少なく、有意ではありません。

卵管通通過性と妊娠率
造影剤の腹腔内拡散と妊娠率

子宮卵管造影の後、腹腔内に入った造影剤の広がりと妊娠率の相関をみたものです。 拡散が,良とやや良の場合に妊娠率は高いですが、不良の場合は低い傾向でした。卵巣や卵管周囲に癒着があると考えられます。 卵管内残留がある場合も、低い妊娠率でした。卵管の通過性や運動に問題があると思われます。

通過量が少ない場合は、妊娠率は正常でした。少しでも通れば妊娠は成立するということです。 拡散異常とは、腹腔内に入った造影剤がガラス破片状に広がることで、12例ありました。妊娠率は低めでしたが、有意の違いではありませんでした。

造影剤の腹腔内拡散と妊娠率
子宮卵管造影法の治療効果

子宮卵管造影は、油性の造影剤を子宮と卵管に注入しますが、治療効果もあることが知られています。今回の調査でも、施行した318例の内、27例(8.4%)が2周期以内に妊娠しています。

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精液量や精子運動量による妊娠率について
精液検査所見と妊娠率

精液については、全体量、精子濃度/ml、運動率、奇形率についてそれぞれ妊娠率との相関を調べました。精液量については、妊娠率との関係は少なく、多くても少なくても、一定の妊娠率がありました。6.1ml以上の群は症例が少なく統計的には有意ではありません。

1ml中の精子濃度では、4,000万以上が正常とされています。100万以下の場合は妊娠率が3.6%と低いですが、0ではありません。2,000万未満では、妊娠率が30%台で、低い値でした。2,000万以上では、ほとんど正常な妊娠率でした。精液検査を実施しない方が114人いましたが、この群の妊娠率は70%を越え、有意に高値でした。

精子濃度と妊娠率 精子奇形率と妊娠率
精子運動率の検査について
精子運動率の検査ですが、精子は50%以上が活発に動き回るといわれます。運動率が0の場合は、低い妊娠率でしたが、10%近くは妊娠しました。運動率が0以上の場合は、10%以下でも妊娠率に差がなく、少しでも動く精子がいれば妊娠率は正常に保たれるようでした。形態異常の精子は少しはいるものですが、20%以下が正常とされています。今回の調査では50%以上でも妊娠率に有意の違いはありませんでした。検査不能とは数が少ないため判定できなかった方です。

精液量と妊娠率 精液運動率と妊娠率

 

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